栖について・取り組み

栖 発足について

 栖 発足について

栖(すみか)は、被災地福島の子を長年保護し活動続けた福島県三春町の動物愛護団体にゃんだーガードのスタッフが2019年3月、同団体のシェルター閉鎖に伴い、シェルターの犬猫の大半をひきとり新たな団体を立ち上げ発足しました。

代表 代田岳美
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「アメーバブログ:代表 プロフィール」

『栖』とは、生きものがすむ場所の事をいい、シェルターは動物の栖であるとともに人間(ひと)の居場所としてもあたたかな場所であるように、と祈ってつけた名前です。
東日本大震災で起こった福島第一原発の事故により避難を余儀なくされた富岡町。
太平洋側に位置するその町の海がみえる高台の地域にシェルターは位置しています。
2017年春に同町の避難指示が解除されて今は北側の帰還困難区域を除き、自由に生活を営むことが出来、避難指示の解除から2年が経つ現在は営業しているお店や会社も増え始め経済が動いて町も活気も出てきています。

この町にこだわって移り住んだ理由は、一重に『富岡町が好き』。
富岡町を元気にしたい。多くの人に訪れてもらいたい。

そのための一助になりたいという思いからです。
長年ペットレスキューに携わり、多くの被災者の方と知り合いになった代表が富岡町の住民さんとの親密な付き合いがあり、今回のシェルター立上げにも多大なご協力を頂いたことが大きな理由でもあります。
将来の富岡町が動物を通して生き生きと活力ある町と発展し、原発の被災地としてのマイナスのイメージばかりでなく全国のたくさんの皆様に訪れて頂けるような明るく活気あふれる町づくりに当会も微力ながら携わって行ければと思っております。

ひとりでも多くの方のご支援が団体の活動継続の要となります。
ご支援報告・活動報告などの発信を見やすい解りやすい事をモットーに発信させて頂きますので、皆様のご支援・ご協力をお願いさせて下さい。

 栖の取り組み

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栖は人と動物が共に幸福な社会を実現するための活動が一番大きな当会の目指すものであります。
超高齢化社会に突入したと言われる日本の社会情勢において、高齢者とペットの問題も切って切り離せないものとなって来ています。
前団体に所属していた時も、高齢者の多頭飼育問題や病気や施設入所によって飼育出来なくなったペットの相談など、数多くの高齢者にまつわるペットの相談を扱っていました。
個人では解決できない、また高齢により解決方法の策を打てないなど悪化の一途を放置するしかなく、最終的にそのしわ寄せが動物たちにふりかかることが多くあります。
そこで当会は高齢者とペットの問題に特化した相談を幅広く受け付け、改善・解決へと導いて行く事が何よりも、不幸なペットを生み出さない事につながるのではないかと思って行動していきます。
介護事業として関わるお宅のペットの飼育環境の確認やアドバイス、高齢者とペットの見守りサービスを行い、突然死によるペットの置き去りの回避、入所により行き場を突然無くすペットをいち早く知ることで、レスキュー出来ればと思います。
栖は皆様のご支援金で運営すると同時に、この後介護タクシー事業を展開し、その利益はすべて動物保護シェルター『栖』の運営費になる仕組みです。
当会の介護タクシーを使って頂くことが、しいては動物たちの保護活動につながっていきます。
介護タクシー事業のほかに、高齢者の生活における「困ったこと」の支援事業も行い、介護保険で賄えない「ついで」でやることが出来るものをパパッと解決。
常にお客様の身近に寄り添える存在でいたいと思っております。
※家事代行事業 ペットシッター事業
また、シェルター内には、動物介在型サロンを開設。
猫とふれあったり、会のオリジナルグッズの販売も行います。

被災地富岡町に遠くから訪れた方の目的地になるような場所でありたい。
たまに帰宅された町民さんの癒しの場所でありたい。

そして、2011年の震災が起きたときにこの地の動物たちに降りかかった出来事を忘れないように。
二度と同じ過ちが起きないように。
ペット防災の観点から、当時から蓄積してきた写真や資料を展示・保存していきます。
それらを通し、富岡町に人が訪れるきっかけになったり、富岡町の事を知ることにつながることが出来たらと思うのです。